銀河英雄伝説外伝
 
2006年 コミックマーケット70・71 2007年 コミックマーケット72
 
ゲームマーケット2007にて頒布
 
 
 
 
 
 本サイト管理人が、同人銀英伝ゲームの余りの凋落振りに落涙。一念発起してデザインした(自称)シリーズ第「0弾」(前シリーズの「アスターテアムリッツァ」からの逆算)副題は「ツクダ銀河英雄伝説シリーズ・エキスパンションキット」
  ユニットは190個(分のシール用紙)に5頁ほどの解説書が付き¥500で頒布(※:通販はやってない)因みに、プレイには多少の紙工作と、ツクダ銀英伝シリーズ・リップシュタット戦役以降のマップが必要である。
 
シナリオは二本。
 
■「星を砕く者:〜第三次ティアマト会戦〜」
 
登場艦隊:帝国 ミュッケンベルガー艦隊12ユニット ミューゼル艦隊10ユニット シュターデン艦隊・フォーゲル艦隊・要塞駐留艦隊(ゼークト)、各8ユニット
 
同盟 第五(ビュコック)・第十(ウランフ)・第十一艦隊(ホーランド)、各14ユニット
 
 「第三次ティアマト会戦」は、原作外伝第一巻の“あの”愉快なハイテンション提督ホーランド中将が『大活躍』の末に名誉の戦死を遂げる涙ながらの物語(笑)……つうか、ボケっと傍観していないで仕事しろよウランフ&ビュコック!w
 ってな訳なので、このシナリオにはウランフ&ビュコックと、ラインハルト&ミュッケンベルガーには行動の制限を設けてある。(一切の行動制限を設けない仮想シナリオを作ろうかな?)
 因みに、この戦いの勝利のお陰で、ラインハルトは大将閣下に昇進し「純白の貴婦人」戦艦ブリュンヒルトを皇帝から賜る事になる。
 
■「我が征くは星の大海〜第四次ティアマト会戦〜」
 
登場艦隊:帝国 ミュッケンベルガー艦隊12ユニット ミューゼル艦隊14ユニット(内、ミッターマイヤー・ロイエンタール分艦隊、各4ユニット)シュターデン艦隊・フォーゲル艦隊・メルカッツ艦隊、各6ユニット
 
同盟 ロボス艦隊6ユニット 第二艦隊(パエッタ)12ユニット 第十(ウランフ)・第一二艦隊(ボロディン)、各14ユニット
 
 「第四次ティアマト会戦」は、ご存知銀英伝アニメ劇場版の「我が征くは星の大海」の後半クライマックス。ラヴェルの「ボレロ」の曲をバックに、荘厳な宇宙艦隊戦を繰り広げ。私を始めとするファンを魅了し尽くした戦いである。
 ……流石に敵前回頭からゲームを始めたのでは、同盟軍プレイヤーが妨害せぬ筈がないので、回頭が終了し同盟軍左翼方向に着陣し終えた時からシナリオが始まる。……つか、この会戦。パエッタは兎も角。ウランフやボロディンのような同盟軍中でも“名将”と呼ばれるような指揮官が居て、何故ラインハルトの敵前回頭を許したのかが謎である(第三次ティアマトの時の勝利をみすみす逃すような発言と言い。……ウランフはホントに名将なのか??ただ『戦術屋』なだけなのではないだろうか?)
  シナリオ自体は、最初からラインハルト艦隊が動けては話にならないので、「金髪の儒子が騎兵隊を気取る(@ミュッケンベルガー)」気になるまでは行動は出来ないようにしてある。ただし、双璧を分艦隊にしているラインハルトの艦隊は「非常識」なぐらい凶悪で、行動を開始するとはっきり言ってゲームの流れがガラリと変わってしまう。同盟軍はそれまでに、帝国本隊を出来うる限り叩いて置かないと最終的な勝敗は覚束ないと言えるだろう。
 
 
 
丁稚あげてみた指揮官:
 
名称:攻撃能力・防御能力・艦隊指揮力「指揮範囲」チット(特殊能力)
ミュッケンベルガー  5・5・8「8」2             .
ゼークト  4・3・6「5」1
グライフス -・-・-「+2」-
フレーゲル  -・-・-「-」-
 ノルデン  -・-・-「-」-
 メックリンガー
-・-・-「+5」-
 シュタインメッツ
-・-・-「-」-
ロボス 4・4・7・「6」2
ホーランド 7・4・7・「5」2〜4
グリーンヒル -・+1・+1「+4」+1
ヤン 

+1・+1・+1「-」+1

 
  ミュッケンベルガーの能力は、ラインハルトが言うほどは悪くない……と言う思想の下(ロボス率いる同盟軍を、結果的には何度も撃退している)上記のような能力になった。ゼークトは、まあ、やられ役のバランス取りとしての能力を設定。
 参謀達は、フレーゲル・ノルデンの二人は問題外として、グライフスはバランス取り能力。メックリンガーは能力を与えようかどうか迷ったが結局指揮範囲+5に設定。シュタインメッツは初期劇場版から登場している存在感あるキャラなので、何がしか能力を与えたかったが、「艦長」と言う立場なのと、これ以上ラインハルトの能力がアップすると「物凄く大変な事」(ただでさえ指揮範囲が凄い事になっている)になるので能力付与は止めにした。
 ロボスについては、「優秀だった」と言う評価とは裏腹に、原作での彼の戦場での指揮振りや行動(ヴァンフリート・第6次イゼルローン・第3次、第四次ティアマト・帝国領侵攻作戦)は、幾ら耄碌しているとは言え、褒められた物ではないと思っているのでこの能力となった。
ホーランドの評価も悩んだが、同盟軍には極端な能力の指揮官が多くないので、「打たれ弱いファーレンハイト」的な能力設定となったwただし、彼の「先覚者的戦術」を再現したかったので、行動チットの基本は「2」枚でシナリオ開始時には+2枚特別な行動チットを持ち、時間の経過と共に「4-3-2-1」枚とチットが減って行く手法を取った。
同盟軍参謀のグリーンヒル大将は、完全なロボスのフォロー役(劇中でも彼の活躍や機転で、結構危うい場面を乗り切っているような描写もあるし……)ヤンは選択ルール扱いにしたが。余りにも低い評価のパエッタの能力の改善策として採用(採り入れると「5・4・7」のチット2枚と言うレンネンカンプ並にはなる)第4次ティアマトシナリオで、ラインハルトの艦隊が行動開始すると同盟軍は一たまりも無いので、選択ルールとは言え(デザイナー的には)採用をお奨めしたい。

「戦果は充分 。深追いせず後退されたし」

 
 
   
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