アスターテ・アムリッツァ会戦  

1989年発売
         

 記念すべき第一作:シナリオは原作第一巻の「アスターテ星域会戦」と「アムリッツァ星域会戦」の二つ。余り一般的ではないが「Lost Compleat Victory」と言う副題も付いている(「失われた完全勝利」とでも訳すのかな?……完勝を逃したラインハルトに対する嫌味なのだろうか?w)特に「アムリッツァ」シナリオはシリーズ中最高傑作との声もある。

帝国軍登場指揮官:

名称:攻撃能力・防御能力・艦隊指揮力「指揮範囲」チット(特殊能力)

ラインハルト 8・7・10「15」4(特殊:突撃)
キルヒアイス 8・8・10「15」4(特殊:突撃・集中)
ミッターマイヤー 7・7・9「8」3
ロイエンタール 7・7・9「10」3
ビッテンフェルト 8・4・8「5」2(特殊:突撃)
ケンプ 6・5・8「6」2
ルッツ 6・5・8「6」2
ワーレン 5・6・8「6」2
メックリンガー 5・5・8「8」2
メルカッツ 6・7・9「10」3
ファーレンハイト 7・4・8「6」2
シュターデン 5・5・7「8」2 
フォーゲル 4・4・7「5」1  
エルラッハ 4・3・6「5」1
キルヒアイス -・+1・-「+5」(参謀)

 初期のローエングラム元帥府召集組が勢揃いしていて圧巻である。ラインハルトよりキルヒアイスの方が評価が高い。ビッテンフェルト、ファーレンハイト(後に回廊の戦いの前哨戦にて轡を並べる二人だ)の極端な能力は妙に納得してしまうw

ただ、帝国の双璧が(指揮範囲を除いて)同能力で個性が感じられないのが残念なところか?(まあ、帝国の能力は「8」段階評価なので致し方ないのだが・・・)

 メルカッツ以下の4提督は、アスターテ会戦時にラインハルトに付けられていた連中である。メルカッツの能力が殆ど双璧クラスなのは流石だ(外伝でも言われていた通り、帝国軍は彼を宇宙艦隊司令長官に任命すべきだったのではなかろうか?)また、シュターデンの能力が結構高いのも意外だった(「理屈倒れ」の渾名に相応しくないほどに優秀w)

同盟軍登場指揮官:

名称:攻撃能力・防御能力・艦隊指揮力「指揮範囲」チット(特殊能力)

ヤン 8・9・9「15」4(特殊:突撃・集中)
パエッタ 4・3・6「6」1
ルフェーブル     

4・4・7「5」1

パストーレ 3・3・5「5」1
ビュコック 7・7・9「10」3
ムーア   

3・3・6「5」1    .

ホーウッド 3・5・7「5」1
アップルトン 4・3・7「5」1
アル・サレム

4・4・7「5」1    .

モートン 5・6・8「6」2
ウランフ 6・6・8「6」2
ボロディン 

6・5・8「6」2    .

フレデリカ      -・-・-「-」+1(参謀)     .
フィッシャー -・-・+1「+5」+1(参謀)

 ローエングラム陣営の帝国軍に比べ、同盟軍の指揮官連中の力量にムラがあるのが良くお解かり頂けるであろう。中でも特に(友人のパエッタ氏曰く、「百戦錬磨の猛将」……の筈のw)第4艦隊司令パストーレ、第6艦隊司令ムーア等アスターテの噛ませ犬達の力量は、貴族指揮官を除けばシリーズ中最低の能力を誇っている……(“あの”愚か者のエルラッハですら、コイツらよりは優秀だ)また、同盟軍指揮官は行動チットが1枚の指揮官が多いのは致命的(お陰で後のシリーズに影響を及ぼす事に)

 因みに上記指揮官中、アムリッツァの決戦場へ辿り着くまでに戦死或いは負傷した指揮官達(第3・第7・第9・第10・第12艦隊)は、シナリオに登場しない旗艦ユニットと指揮官ユニットのみが存在するおまけユニットである。中でも、ウランフ提督の数値は、この後同じ数値を持つ指揮官が登場しないだけに惜しい気がする・・・。 


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